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空白期間は改ざんできる。会社は二年以上前の経歴を調べることができない

実は私はIT系企業の経営者なのだが、今回は雇用について会社の裏話をしよう。

日本企業は何年も空白期間がある、いわゆるニートはなかなか正社員として雇うことはしない。

しかし、実は会社というものは従業員の二年以上前の経歴は調べることができないのだ。

会社は毎年11月頃に税務署から送られてくる年末調整というものを行う。

その時、従業員から提出してもらう源泉徴収票が必要になる。この源泉徴収票は前年度の収入から計算されるため、ここから逆算することも可能なのだ。

しかし、逆に言うと、会社は前年度の収入以外のことは何もわからないのである。

雇用形態、勤続年数、一切は不明だ。

勤務していたとされる会社に問い合わせても、現在は個人情報保護法があるため、従業員の情報について答えることはないだろう。

また、採用を検討している従業員が誰かというのも前職の会社にこちらの会社としても知られたくはない。営業機密、技術機密としてグレーになる部分が多々あることもあるためだ。

だから、何年も空白期間がある者は、二年以上前の経歴はごまかしてしまっても問題はない。バイトを正社員だったことにするとか、悪い噂のある会社を無かったことにするとかだ。

余談だが、外資ではキャリア、ブランク、というより具体的で明確な理由のある選考基準となっている。

人生で何をしていようが個人の自由だ。私は個人的に日本企業の空白期間の有無という無意味な選考基準については反対の立場を取っているためこの記事を書いた。

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